口腔外科
歯を抜いた後や、歯を失ってしまった際の治療を行うのが口腔外科の領域で、治療法にはブリッジとインプラントがあります。
ブリッジ
ブリッジは、失った歯の両側を削り、それらの上に歯の形をした人工物で橋渡しをします。
保険が適用されますが、インプラントとは異なり、健康な両側の歯を削らなければならないというデメリットもあります。
保険外治療にはなりますが、より自然の歯の色に近い審美的なブリッジを作成することもできますので、ご興味のある患者様は、ご相談ください。
インプラント
インプラント治療は、失ってしまった自分の歯の替わりに人工の歯根を顎(あご)の骨に埋めこみ、その上に人工の歯を作製して噛み合わせを回復する治療法です。
人工歯根の上に、自分の歯そっくりな人工歯を被せる事によって、審美的にも美しく丈夫な歯を取り戻すことが出来るのです。
顎関節症治療
顎関節症は全身に影響を及ぼすと言われています。
全身症状として頭痛、肩こり、腰痛、手足のしびれ、高血圧、ひどい生理痛などを引き起こす場合もあります。
噛み合わせの狂いが全身に影響を及ぼす流れとして、まず顎の関節やそれを動かす筋肉に伝わります。
その筋肉は頭から肩、背中の後ろまで広範囲にわたっているため頭痛や肩こりなどとなって現れるのです。
又、噛み合わせが悪くなって、特定の歯に噛み合わせの力が余計にかかると、その歯の根の部分の神経を過剰に刺激し、からだの不具合につながる可能性もあります。
精神的ストレスも悪化させる要因でしょう。また、性格、体力、歯ぎしり、くいしばりの有無でも左右されるようです。
あご凝り(喰いしばり)度チェック
次の症状に心当たりがある方は、顎関節症に注意が必要かもしれません。
- 朝、起きたときから肩凝り、あごの疲れを感じる
- あくびをすると、あごが痛むことがある
- 何もしていないのに、あご周辺の筋肉がピクピク動く
- 歯が浮く感じが時々ある
- 日によって歯やあごが痛い気がする
- 口を大きく開けると、コキッと音がすることがある
- 落ち込んでいる時に限って、歯が痛くなるなるような気がする
- ものを噛んでいなくても、歯を噛み合わせていることが多い
- 歯ぎしりをしていた、と家族や友人に言われたことがある
- 食事の時、ほおの内側を噛むことがよくある
顎関節症により全身に悪影響を及ぼす前に、皆様本来の噛み合わせを取り戻すことを大切に考えています。
顎関節症のサイン
『口を開くとカチカチという音がする』
『口を大きく開けることができない』
『ものを噛むたびに顎がカクカクする』
上記が代表的な顎関節症の症状で、現在では患者数が増加傾向にあります。理由は解明されていませんが特に20~30代の女性がなりやすい病気なので、該当する方は特に注意が必要です。
痛みの種類や程度は個人差がありますが、左右どちらかだけに症状が現れる事が多いようです。
また、顎とその周辺だけでなく、頭痛、めまい、耳鳴り、手足のしびれなどの症状を訴える人もいます。